電験3種電力科目の勉強法を解説
電験3種電力科目について
まずはおさらいになりますが、電力科目の内容を確認しましょう。
電験3種の電力科目の試験は、A問題とB問題の2つに分かれています。
- A問題は基本問題
14問出題 - B問題は応用問題
3問出題
電力科目は理論科目とは異なり選択問題はありません。
すべての問題に解答しましょう。
B問題は設問が2つあります。
そのため、全体ではA問題14問とB問題3問×2設問の6問、全体で合計20問を解答する必要があります。
1問あたり5点で、満点は100点、合格基準は60点ですが、その年によっては合格点は調整され60点よりも低くなることがあります。
電験3種電力科目の勉強方法
内容のイメージの必要性
私もそうですが、電力関係の仕事に就いていない人は、発電から変電、送電、配電のイメージがつかみにくいと思います(送電や配電は身近にもありますのでまだイメージできるかもしれませんが)。
そのため、まずは電力関係の全体像をイメージとして捉えることができると、細かな内容の勉強がしやすいと思います。
それには、電力関係の全体像を解説した書籍を1冊ざっと目を通すとよいです。
おすすめの参考書はこちらからどうぞ。
それ以外にも各種の発電方法や、発電から変電、送電までの大きな流れを解説したYouTube動画もありますので、それらを見て大まかなイメージを描けるようになると勉強がスムーズになります。
電力科目の勉強方法
各分野ごとの過去問出題傾向を見てみますと、頻繁に出題される分野は、
- 電力計算
- 火力発電
- 送電
- 水力発電
- 変電所
ということが分かります。
他の分野を捨てていいということではありませんが、特によく出題される分野を重点的に取り組み、苦手としないようにしましょう。
電力科目は、各分野間の関連はそれほど強くはありません。
発電方法については共通性や類似性がありますので、水力、火力、原子力、その他の発電方法は連続して勉強するといいでしょう。
電力計算、線路計算と電線の弛みは法規科目でも出題される傾向にありますので、法規科目の勉強の際に復習をすると相乗効果があります。
知識を問う問題は、ある程度が覚えていたら解ける問題が多いため、暗記は必要不可欠です。
過去問などを通じてどういった形で知識が問われているのかを知っておくといいでしょう。
電力科目としては、知識を問う出題が多いですが、電力計算分野は毎年かなりのボリュームで出題されますので、ここは繰り返し問題を解いて色々な計算パターンに慣れておくようにしましょう。
合格目指して勉強しましょう!