電験3種に限らず、何でも試験本番というものは多かれ少なかれプレッシャーがかかり、緊張しますよね。
ただ、緊張するということはこれまで努力してきたことの証拠でもあります。
合格することをあきらめている人は、試験前に緊張することはありません。
緊張している自分自身をまずは、褒めてあげましょう。
その上で大切なことは事前の準備と、当日の過ごし方です。
この記事では、そのためのポイントをご紹介します。
結論
事前準備
事前準備はとても大切です。
これは言うまでもないことかもしれません。
しかし、試験日前日になりますと、あと少しでも思って勉強をして当日の準備がおろそかになってしまいます。
そして試験日当日の朝になって大慌てではいけません。
そうならないためにも、試験日前日には、以下の3点を実施しておきましょう。
- 持ち物をすべて準備しておく(当日の朝は確認のみ)
- 試験会場の場所を確認する
- 試験会場までの道のりをチェックしておく
持ち物については、必須なのが以下の8点です。
どれも忘れてはいけませんので、しっかりと準備しておきましょう。
- 受験票
- 写真付き身分証明書
- 鉛筆 or シャープペンシル
- 鉛筆削り or シャープペンシルの芯
- 消しゴム
- 透明か半透明で30cm以下の定規
- 腕時計
- 電卓
また、試験会場の場所ですが、多くの都道府県で試験会場は1つか2つ程度でしょう(大都市圏を除く)。
そのため、自宅から試験会場までかなりの距離がある方もみえると思います。
私有車で行くか、公共交通機関で行くかは自宅と試験会場の場所次第なので何とも言えませんが、渋滞や電車の遅れを考慮して、到着がギリギリにならないように余裕をもったスケジュールで移動するようにしましょう。
移動時間がギリギリになって、焦って試験会場に到着し、すぐに試験開始では実力の発揮が難しくなるかもしれません。
また、一昨年(2020年)、昨年(2021年)もそうでしたが、今年(2022年)も試験会場入り口での検温とアルコール消毒が必須だと思いますので、試験会場入り口はどうしても混雑します。
その点を考慮してもやはり早めの移動が必要です。
早めに移動するためにも当日はある程度早く起きる必要があります。
試験日前日は少しでも勉強したい気持ちになりますが、その気持ちを押さえて早く寝るようにしましょう。
徹夜なんて厳禁です。
試験日当日は朝から夕方までの1日がかりです。
睡眠時間は充分に確保しないと体力が持ちません。
しっかりと寝てください。
試験日当日の過ごし方
試験が開始するまでの過ごし方のポイント
・水分補給も忘れずに
・テキストは自分が不安な点だけをチェック
・周囲の人の行動を気にしない
それぞれをみていきましょう。
お手洗いを確実に済ませておく
電験3種の試験時間は長いです(理論・電力・機械は90分、法規は65分)。
実際に試験が始まって問題を解いている間は短く感じるかもしれませんが、試験前の注意解説もあわせると2時間近くは退室することができません。
そのため、お手洗いは確実に済ませておきましょう。
試験会場に到着して自分の席の位置を確かめたら、まずはお手洗いを済ませておきましょう。
試験時間前になれば混んできますので、先に済ませておいた方がいいです。
水分補給も忘れずに
数年前まで試験日は9月でしたが、昨年(2021年)も今年(2022年)は8月の実施です。
9月でも充分暑いのですが、8月はそれ以上です。
水分補給も忘れずに行いましょう。
ただしあまり飲み過ぎて試験中にお手洗いに行きたくなってはいけませんので、その辺りの塩梅は各自で調整ください。
テキストは自分が不安な点だけをチェック
試験直前になりますと、不安になってあれもこれもと確認したくなります。
しかし、それまでにしっかりと勉強していれば不安になる必要はありません。
それを自分にしっかりと言い聞かせた上で、それでも不安な点や、苦手な点だけを簡単にチェックするようにしましょう。
周囲の人の行動を気にしない
試験会場の自分の席に着くと、すでに周囲の人が何人か席に座っていて勉強したりしているでしょう。
そして、周囲の人はみな優秀そうにみえます。
しかしそんなことは決してありません。
周囲にいる人も10人に1人しか確率上は合格しません。
周囲の人が何をしているかを気にする必要はまったくありません。
自分自身に必要なことだけを行いましょう。
試験の間の休憩時間の過ごし方のポイント
・ネット上の解答速報を探さない
この2つは同じことですので、まとめて記載します。
終わった科目については、できたかどうかを振り返りたくなります。
また、ネット上に信憑性は若干疑わしいものの、解答速報がすぐに出てきます。
しかし、これらをしてはいけません。
なぜなら終わった試験の内容は変わりませんし、解答した内容が正解か不正解かを早く知っても何の意味もないためです。
それよりも大切なことは次の試験科目についてチェックすることです。
終わった試験科目については、すべての試験が終わるまではいったん忘れましょう。
その方が精神衛生上、確実に良いです。
最後に
電験3種は、試験時間だけでも朝の9時15分から夕方の5時30分まであります。
移動時間を含めれば丸っと1日必要です。
そんな試験だからこそ、事前準備と当日の試験会場での過ごし方が大切になります。
これを事前に知っているかどうかでも実力を充分に発揮できるか否かが変わってきます。
合格目指して勉強しましょう!
・試験会場では周囲の人の行動を気にしない
・休憩時間に解答速報を探さない